

地球温暖化が日本に与える影響
四方を海に囲まれた日本。全人口の48%が海岸沿いに面した市町村に暮しています。地球温暖化による、海面上昇、海水温上昇の影響をもろに受けています。
日本は米国、ロシア、中国に次ぐ世界第四位の炭素排出国でその排出量は年間3億トン以上と推定されている。アフリカ全域や中南米全域で排出される炭素を上回る量だ。炭素の排出、大気中へ二酸化炭素などの温室効果ガスを排出する事で、地球温暖化は起こる。その兆候は私達の身の周りに既に表れ始めている。桜の開花が早まったり、紅葉が年々遅れたり、近海の漁業では採れる魚の種類が以前とは違って来ている。海ではサンゴの北限が上がったり、クマゼミやナガサキアゲハといった南方種の昆虫が関東でも見られる様になっている。
「紙おむつ」が与える影響
昭和50年代までの日本のリースおむつ業界では、大半が「布おむつ」を洗濯して供用するのが大半でした。「紙おむつ」での使い捨ての時代が到来して大半の病院、施設等が「紙おむつ」に移行しました。「使い捨て」時代です。その速度は爆発的なものです。
その「使い捨て」で出て来る廃棄物は焼却処分、若しくは埋立処分で処理するしか有りません。各地方自治体の費用も膨大なものになりました。それは、とりも直さず炭素排出の増大させる事になります。 リースおむつ業界も「紙おむつ」を回収して処分場まで運ぶ「医療廃棄物運搬業」という、新しい業態になってしまっています。「紙おむつ」の原料である「紙プルプ」も輸入に頼っている日本です。
その「紙パルプ」を生産する為に世界の森林資源は枯渇に向かいます。炭素ガスを浄化しているのは森林です。森林伐採は地球温暖化に拍車を掛けています。大気環境を復元している森林の減少、それは温室効果ガス発生量の二割にも匹敵するとも言われています。「地球温暖化防止」には森林面積減少に歯止めを掛ける事は重要です。資源輸入国である日本。紙パルプも輸入に頼らずにはいられない日本。世界経済の動向に依っては資源確保に困窮するかも知れません。インド、中国経済の隆盛には目を見張るものが有ります。又、第二のインド、中国が出てきた場合は一層の資源確保が難しくなるでしょう。
自分子供を育てるのに「使い捨て」しか知らない世代が大半を占める様に成り、それに慣れてしまった世代。この世代が介護の現場の第一線を担っています。その時代に「使い捨て」は駄目ですよ。再利用しましょうと言えますか?
それだけ「使い捨て」が日常になっています。
「洗える紙おむつ」
我社会長は「貸しおむつ」業の創世記を経て、今の病院、施設等での「おむつ」普及を推し進めてきたと自負している人物です。「おむつ」料金は地方によってまちまちです。九州で患者様に「おむつ代」を負担して頂き、看護師さん以外が「おむつ」交換をシステム化して普及させたのは私の処だと言います。「紙おむつ」の台頭で「布おむつ」の将来に危惧を持ち早々と見限った会長ですがおむつカバー等を開発して居りました。
その会長が「紙おむつ」が「使い捨て」は勿体無い、洗って再利用出来ないものかと開発したものが「洗える紙おむつ」です。「紙パルプ」の回収は90%以上の回収率を実現しました。その吸水性能は従来の「紙おむつ」と比較しても劣るものでは有りません。処理設備は従来の洗濯施設で十分に可能です。おむつカバーのノウハウ、布おむつ、紙おむつの利点、短所等を熟知しているからこそ開発出来た商品です。
「洗える紙おむつ」とは
我社の場合は使用方法を限定する事を選択しました。吸収体とそれを保持する躯体とに分けて使用します。紙自体は濡れると破けてしまいます。濡れても形状を保持するホルダーを創りました。この二つで「洗える紙おむつ」を構成します。汚物等はホルダーがフィルターの役目を果たします。
吸収体は再生紙と吸収体から取り出した紙繊維を再利用です。吸水量は混ぜ合わす高分子吸収材料の料で調整します。この吸収体は吸水する事で形状維持が出来なくなります。高分子吸収体は一般的な薬品で固形化します。その吸収体を水洗いで繊維だけを取り出し再利用します。ホルダーはポリエステル不織布で数十回の洗濯性能を有します。再利用率90%以上です。ゴミとしては汚物だけです。それは一般の人が下水に流している物と同じ物です。
